飛行中にエンジントラブルでサハラ砂漠に不時着した飛行士は、そこで「王子さま」となのる少年に出会う。
王子さまは一軒家くらいしかない星に住んでいたらしく、バラとの折り合いが悪くて星を飛び出してきたのだというのだ。
王様の星、目立ちたがり屋の星、飲んだくれの星、仕事人間の星、明かり付けの星、地理学者の星、そして地球にやってきた王子さまは、自分が愛する美しいバラが咲いている星に帰ろうと決心する。そこで毒蛇に自分を咬ませて・・・。
小さな星の王子さまが大きな愛をあなたに贈る物語。
子どもと舞台芸術大博覧会in TOKYO 2018 Morry-1 グランプリ受賞作品。
子どものような、ピュアな心を持った飛行士は、打ち解けられる相手もなく孤独だった。
その飛行士が、飛行中にエンジントラブルで、サハラ砂漠に不時着。
※原作者のサン・テグジュペリは飛行士で、不時着を経験している。1944年、飛行中に消息を絶った。
お話の飛行士はサン・テグジュペリ自身がモデルでしょう。
作者の思いがたくさん詰まった「ル プチ プリンス」は、詩的、哲学的、シュールな作品です。
それを、ミュージカル、パフォーマンス、影絵、人形劇、サーカス芸など、様々な方法を使って表現していきます。
これは、他では見られない劇団鳥獣戯画ならではのスタイル。
殊に、日本で唯一のコントーショニスト(軟体芸)であり女優のユニコの超絶な蛇の演技は、絶賛を頂いております。
知念正文(脚本・演出・振付け)